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ダイキチ☆デラックス〜音楽,本,映画のオススメ・レビュー

海賊戦隊ゴーカイジャー

[出演]小澤亮太、山田裕貴、市道真央、清水一希、小池唯、池田純矢  2011年

派手にいくぜ!

 冒険とロマンを求めて、宇宙の大海原を行く若者達がいた。宇宙帝国ザンギャックに反旗を翻し、海賊の汚名を誇りとして名乗る豪快な奴ら……その名は!海賊戦隊ゴーカイジャー!宇宙帝国ザンギャックの地球侵攻は34のスーパー戦隊が防いだが、その代償として、戦う力は失われ、レンジャーキーとなって宇宙へ散らばってしまった。そのレジェンド大戦から数年後。地球に眠るという「宇宙最大のお宝」を求めて、レンジャーキーを持つ5人の宇宙海賊が地球を訪れた。「宇宙最大のお宝」を手にするには、スーパー戦隊の「大いなる力」が必要だという。時を同じくしてザンギャックが地球への再侵攻を開始。行きがかり上、ザンギャックと戦いつつ地球に留まることとなったゴーカイジャーだが……。

 というわけで、スーパー戦隊シリーズ第35作記念作品。2006年には、ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品『ウルトラマンメビウス』が見事な展開を見せましたが、こちらも負けず劣らずの傑作となりました。作中で初めて過去の34作品すべてと同じ世界であることが明確にされ、全51話31話に過去の戦士39人(劇場版『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』も含めると49人)が顔出し出演(オリジナル声優もドギー・クルーガー、シグナルマン、ウルザードファイヤー、マスターシャーフー、ニンジャマン、アカレッドと6人登場)。それだけでも豪華な快挙なのに、ブラックコンドル登場の第28話、イエローライオン(西村和彦!)登場の第30話など、過去の作品テーマとも密接に関わる、単なる顔出しで済まないエピソードが展開され、マニアな親世代も納得。また、過去キャラ目白押しの中にあって、キッチリ個性を主張し、影が薄れることのなかった主役5人も見事でした。ただ、ゴーカイシルバーだけは「うざい」の一語に尽きる存在で、こいつさえいなければ、と何度思ったことか知れませんが。

 史上最大の物量を誇るザンギャックによる戦禍は、放映から1ヵ月後の3月11日に発生した東日本大震災ともイメージが重なり、最終決戦前後の描写には、その復興への願いも強く感じられます。ただ、盛り込む内容が多かったためか、ザンギャックの史上最大最強の敵っぷりは感じられず、最期があまりに呆気なかったことや、ゴーカイジャー単体としてのテーマの掘り下げが感じられなかったことは残念でしたが、お祭り作品としては、これ以上のものはないでしょう。同じお祭りでも、仮面ライダーの企画とは大違いです。戦隊OB、OGの愛が感じられ、『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』では生誕30周年のギャバンと共演するなど、おそらくは二度と見られない、実に豪華な戦隊となりました。親子二代で、この作品に巡り会えた幸運に感謝します。



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