こんなコラボが見たかった! 2大警察ヒーロー、夢の競演! 『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』の前日譚。カワイコちゃん、アクション、血しぶき、ふとももと、坂本浩一監督の好きなものだけで構成された好編。ジャスミンもウメコも齢30を超えてしまったが、超ミニスカ(これまた坂本監督の好みにより、年相応だった『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』より短いテレビシリーズ仕様に戻された)で頑張っている。
目覚めたジャスミンは留置場の独房にいた。ポクポクチンしても、何故こんなことになっているのか、記憶はよみがえらない。やがて、同じ留置場に、ウメコやシェリー(2代目ギャバンの相棒)、タミー(2代目シャイダーの相棒)といった女刑事ばかりが集められていることが判明する。いったい誰が、何の目的で彼女たちをここへ連れてきて、監禁しているのだろうか。逃げ場のない彼女たちを襲う野獣のようなヘルバイラ(森永奈緒美ではない)。番組の枠を超えて、スーパーヒロイン夢の共闘! だが、彼女たちはまだ知らなかった。この激闘が、やがて訪れる「本番」へ向けての「リハーサル」に過ぎないことを……。
予習しておかなきゃならない作品が多い(少なくとも『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION』と『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』の2本は見ておいた方がいい)のが厳しいかもしれないが、そのあたりを見ずにいきなりこれを見る人なんてほとんどいないだろうから、まぁ良しとするか。川本まゆと佃井皆美のアクションだけでも見応えがあるが、このところ、総裁が偽物になってたり、局長が犯罪に手を染めていたり、長官が犯罪の隠蔽工作を行ったりと不祥事続きの銀河連邦警察(銀河連邦警察は、宇宙警察内で組織犯罪対策専門の捜査部門という位置付けらしい。特キョウだのファイヤー・スクワッドだの、やたらと特殊部門が多い組織)新長官に就任したソフィは面白いキャラだ(遊井亮子が好演)。これは思わぬ拾い物。
そして、この後に続く『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』も面白いのだが、ホージーが不憫でならないとか、思い切り風呂敷を広げてるけど、続編は難しそうだなぁとか思えて、いささか悲しい。それと、坂本監督は、ヒーローの名乗りを撮るのが下手なんじゃないか。『宇宙刑事 NEXT GENERATION』の時も思ったが、寄って煽って撮ってもカッコよく見えないぞ(どいつもこいつもガニ股になってるし)。なにより2代目ギャバンを演じる石垣佑磨の芝居が、どうにも受け入れられない。とにかくうるさい。蒸着ポーズを取るだけで、あのやかましさはなんだ。ヒーローどころか、ただのチンピラにしか見えない。これだけは、どうしても慣れない。