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ダイキチ☆デラックス〜音楽,本,映画のオススメ・レビュー

アニメ・ミュージック・カプセル 銀河旋風ブライガー/銀河烈風バクシンガー/銀河疾風サスライガー

2010年

J9って知ってるかい?

 侮れない作品を作ることでマニアに知られた国際映画社の作品。マイナーな会社ならではの冒険企画で楽しませてくれたけれど、映像のクオリティは、ものすごく低かったです。ぶっちゃけ絵が下手。まぁ、仕方ないですかね。少々のことには眼を瞑りましょ。

 そんな国際映画社を代表する傑作群こそ、このJ9シリーズ3部作なのです。やっぱり絵は汚かったけどね。いや、第1作『銀河旋風ブライガー』のオープニングは、当時のカリスマ・アニメーター、金田伊功が手がけており、独特の動きとポーズで今でも語り草の傑作映像です。音楽担当は天才、山本正之。タイムボカン・シリーズとは打って変わったイカス浪花節ロックが炸裂だ!このアルバムはシリーズの主題歌、挿入歌を全部集めたファン垂涎のアイテム。泣けるねぇ。

 国際映画社作品は主題歌が良くって、J9シリーズとともに『亜空大作戦スラングル』とか『魔境伝説アクロバンチ』(オープニング映像が放送に間に合わず、線画だけで放送した伝説の作品。ラストは『伝説巨神イデオン』のパクリ)、更には『超攻速ガルビオン』(打ち切りになっちゃったので、後半に予定していたドラマをナレーションで説明して終わっちゃった、これまた伝説の作品)なんてマイナー作品の主題歌も同時収録されたマニアックなアイテムもあったけれど、J9シリーズの歌モノが全部まとめて聞ける(♪かぁ〜めぇ〜ん、かぁ〜めぇ〜んってコーラスだけで、そういうの挿入歌って言うのか?の「カーメン・カーメン」まで入ってる!)のは、このアルバムだけなのです。

 J9シリーズはBGMの出来も素晴らしくて、特に第2作『銀河烈風バクシンガー』は尺八、三味線をフィーチャーしまくった傑作。津軽三味線が聞けるアニメなんて、これくらいのもんですよ。ちなみに第3作『銀河疾風サスライガー』だけは何故か山本が音楽担当から外された(今では、すっかりジブリ作品御用達の久石譲が起用された。ちなみに、名前はクインシー・ジョーンズのもじり)ため、山本はOP、EDのみの参加。この担当者変更は腑に落ちない。後に『銀河熱風オンセンガー』とか『銀河シャンプー リンスガー』なんて曲を作るほどシリーズを愛している山本正之なのに。

 ちなみに、サスライガーのOPを歌い、調子こいて挿入歌を自作自演までしたMOTCHINとは、あの!あの!アイ高野なのですよ!……って最近の若い人は知らんかな。元カーナビーツってグループサウンズの人で♪お前のっ、すっべぇってぇっ!って歌ってた人なんやけど。『巨獣特捜ジャスピオン』も歌ってたなぁ。しかし、MOTCHINことアイ高野は2006年に55歳で、金田伊功は2009年に57歳で、それぞれ亡くなってしまった。まだ若いのに……合掌。



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