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ダイキチ☆デラックス~音楽,本,映画のオススメ・レビュー

名探偵コナン オリジナル・サウンドトラック スーパー・ベスト

[音楽]大野克夫バンド/大野克夫  1997年

小さくなっても頭脳は同じ 迷宮なしの名探偵 真実はいつもひとつ!

 何故か繁盛していたミステリー漫画業界ですが、『金田一少年の事件簿』が終わっちゃったから、結局コナンの一人勝ちですなぁ。まぁ、仕方ないよなぁ、面白いもん、こっちの方が。金田一も面白かったし、今、あのスタイルの漫画を作り上げたことには素直に敬意を表するけれど、長続きするやり方では無かったですな。事件が似たようなものばっかりで、コナンみたいに、本格推理から少年探偵団、怪盗との対決などなどバラエティー豊かに取り揃えてみましたってわけにはいきませんでしたからね。某作品パクリ事件もあったし。

 それと、どっちかっつーと金田一は実写版の方が好きかも。堤幸彦の演出が斬新でしたしね。キャスティングに関して言えば、ともさかりえは全然イメージが合わんけど、剛クンはピッタリだったですね(新作の松本某は……あれはちょっと……)。ともさか可愛いけどね、顔のデッサンが狂ってるんですよね。初登場のともさかは、まるで別人で笑えるぞ。ビデオでチェックしてみよう。ともさかと言えば北村薫の覆面作家も演ってたな。全然関係ないですが、「金田一」と入力しようとすると「近代知」と変換してくれるのは、何か象徴的でいいですね。

 さて、コナンの方ですが、劇場版の信じられない面白さはなんでしょう。あんな面白い映画見せられてる子供達は将来どうなってしまうのか不安になるほどです。特に第1作『時計じかけの摩天楼』なんてすごいですよ。何しろ、あの人をレッド・ヘリングに使うんですからね。キャラの顔が今とは全然違うのは言わない約束。第2作『14番目の標的』、第4作『瞳の中の暗殺者』は凡作やったけど第3作『世紀末の魔術師』が、これまたイカス傑作。第5作『天国へのカウントダウン』をレンタルするのを今から楽しみにしています。

 で、こんなに作品を盛り上げるのは、音楽の力も大きいです。大野克夫、ノリノリです。テーマ曲なんか、もぉ『太陽にほえろ』丸出し。『傷だらけの天使』も併せて聞くと、どれがどれだか分かりません。さすが、音楽性じゃ頭一つ抜けてた元スパイダース。このBGM群のおかげで、作品の好感度は3割アップしてますね。大きなお友達を惹きつけるのにも貢献してますね。

 でも、テレビじゃ歌をバックにコナンがパラパラ踊ってます。しかも無表情で。気色悪いねん。主題歌に訳の分からん歌(GIZA所属の奴ら)使うのやめて、素直にコナンのテーマ使ったらええのに。劇場版は、贅沢にもテーマをその都度アレンジし直して使ってるんやから、それを見習って(ルパン三世2ndシリーズみたいに)年毎にアレンジを変えて使えばいいのに。


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