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ダイキチ☆デラックス~音楽,本,映画のオススメ・レビュー

CHERRY

STANLEY TURRENTINE  1972年録音

CTIレーベルのジャケットセンスはよく分からない(なんで指?)

 こういうのを「ファンキー」って言うそうです。意味は良く分かりませんが、ノリノリです。気持ちいいです。そう言えば昔、「ファンキーというのは、とんねるず言うところの『おいにぃ』(懐かしい……)のニュアンスに近い」って誰かが言ってました。余計に意味が分からんようになってしまいましたね。しかし、テナーのアルバムとして、こいつを紹介するなんざぁ、さすがヒネクレ者の私。

 主役のスタンレー・タレンタイン(「スタンリー」じゃないかとか「タレンティン」が正しいとか、いろいろ言われてますが、ここは一般に最も通用している表記でヨロシク)は、いわゆるソウル・ジャズのテナーマンとして有名です。とか言いながら、実は、この「ソウル・ジャズ」というのも、定義がよく分からないんです。誰か教えてください。ついでに「ジャズ・ロック」、「ファンキー・ジャズ」、「ジャズ・ファンク」、「ファンク」の違いも教えてください。代表的なアルバムも教えてください。

 ガイド本なんかで同傾向のアーティストとして括られている人たちの共通点(というよりも、そうではない人たちとの相違点)が、よく分からないんですよ。ひょっとして、分からんのは私だけなんでしょうか。そりゃ、音楽理論どころか、音符の種類もよく知らないくらいですから、分からないのは当然なのかもしれませんけどね。オルガンが入ってたら、ファンキーなの?このスタンレー・タレンタインは、一時期、ジャズ・オルガンのシャーリー・スコットと結婚していて、共演アルバムもたくさんあるんですけど、そういうのも関係あるの?「ファンキー・ジャズ」と「ジャズ・ファンク」に至っては、前後を入れ替えただけじゃねぇかとか思うんだけど、どうなの?違うの?きちっとした理屈があるの?気分なの?雰囲気なの?

 音楽にレッテルを貼るのはナンセンスだとか、正確にカテゴライズできないとかいうのは正論だと思いますけれど、分からない言葉がうようよしているのは気持ち悪くて仕方ありません。しかも、どうやら、このあたりの音楽が最も好みに合いそうなのだから始末に悪い。静かに、ゆったり寛げるジャズもいいですが、そればっかりじゃ寝てしまいますし、やっぱり音楽による躍動感ってものには、他に替えがたい魅力がありますからね。

 そんなこんなで、このアルバムですが、ミルト・ジャクソンが参加して、ヴァイブを唸らせております。更に、ボブ・ジェームスが、エレピも弾いています。ヴァイブにエレピ、最強タッグですね。難しいことなんか分からなくて結構、という気分になれます。あぁ、でも、教えてほしい!ただし、分かりやすく!


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