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ダイキチ☆デラックス~音楽,本,映画のオススメ・レビュー

スーパー戦隊シリーズ30作品記念 全主題歌集 THE 5COLORED MASTERPIECE

2006年発売

ちなみに私は全曲歌えます

 今や日本を代表する子供番組、スーパー戦隊シリーズ。まさかご存知ない方はいらっしゃらないと思いますが、ウルトラシリーズ、仮面ライダーシリーズとともに日本の特撮番組を代表するシリーズです。主人公と数名のチームが、色分けされたマスクとスーツで武装したヒーローに変身し、悪の組織の怪人を寄ってたかってフルボッコにするというのが基本コンセプトですね。

 さて、「スーパー戦隊シリーズ」、一時は石森章太郎原作の『秘密戦隊ゴレンジャー』、『ジャッカー電撃隊』の2作と、八手三郎(東映映像本部テレビプロデューサーの共同ペンネーム)原作で、東映とマーベル・コミックが提携し、原作完全無視、超絶逸脱して制作した『スパイダーマン』(原作者も絶賛したという優れたアクション!CGなしで、あの動きを再現できているのは素晴らしいにも程がある)の流れを汲んだ『バトルフィーバーJ』以降とを分けて取り扱ったりしていましたが、今では、めでたく『ゴレンジャー』と『ジャッカー』をシリーズに含める公式見解が定着しており、このアルバムでも、キッチリ『ゴレンジャー』から、第30作『轟轟戦隊ボウケンジャー』までのオープニング、エンディング全65曲をレコード・サイズで収録しています。実に超お徳用、お腹いっぱいの逸品です。

 レコード・サイズで聞きとおすのは、実はかなり疲れるものでして、そのせいか、最近ではテレビサイズで収録したアルバムも出回っておりますが、どうせテレビサイズで収録するのなら、タイトルコールとか、曲前のナレーションとかも入れてほしいですね。例えば『超獣戦隊ライブマン』のオープニング前に「友よ、君たちは何故、悪魔に魂を売ったのか!?」ってナレーションが入っていると、盛り上がり方が全然違うと思うんですよ。ああいうのを入れてはじめて、テレビサイズ!って胸を張ってほしいものですね。

 まぁ、それはさておき、この中で、私のベスト3は『電撃戦隊チェンジマン』、『五星戦隊ダイレンジャー』、『轟轟戦隊ボウケンジャー』ですね。これら燃えるオープニング曲はもちろんのこと、『光戦隊マスクマン』のエンディング「愛のソルジャー」とか『地球戦隊ファイブマン』のエンディング「ファイブマン愛のテーマ」なんてのは隠れた名曲。作曲陣が豪華ですからね。御大、渡辺宙明はもちろん、『快傑ズバット』、『エスパイ』の京建輔、大野克夫、タケカワユキヒデ、井上大輔と錚々たるメンバーが目白押し。歌っているのも、ささきいさおをはじめ、Mojo、宮内タカユキ、影山ヒロノブなど、その筋の方々が勢ぞろい。水木一郎が歌っていないというのが不思議で仕方ありません。さあ、酸欠覚悟で歌いましょう!


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