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ダイキチ☆デラックス〜音楽,本,映画のオススメ・レビュー

SALVAGE

ANOTHER FINE DAY  2000年

親指ピアノでアンビエント

 こーゆーのを「アンビエント」と言うのかぁ、と思いました。「アンビエント」っていうのは、本来は「環境音楽」という意味らしいんですが、外部環境の音でもって、人間の内部、心理の内奥をより深く覗くというのは、なかなかに興味深いことですな。けいぶんしゃ一乗寺店なんていう、よく言えばこだわりの店作りをしている、平たく言えば店主の頭がおかしい本屋に行くと、ずっと流れてます、こういうのが。ちなみに、私はこの本屋が大好きです。一日いても飽きません。最近は客が増えてちょっとイヤやけど。

 それはそれとして、環境音楽ですが、細野晴臣なんか完全にこっちの方にイッちゃって“環境おじさん”になってますよねぇ。あの人はイキすぎてる気もしますが、このアルバムは、別に水滴の音とか清流の音とかが録音されてるわけじゃありません。ちゃんとした“音楽”なので御安心を。それにしても、この美しい音色はなんでしょう。それはアフリカの楽器、親指ピアノであります。もう、この音さえ聞いていれば何もいらない、そんな気持ちにさせる音色です。これが「トランス」という奴なんでしょうか?私は今ヤバイ状態にあるんでしょうか?

 このアルバムは、親指ピアノをリズムの基調にして現代音楽、ケルト音楽、アフリカ音楽、ジャズプログレを奏でるというユニークなもので、アナザー・ファイン・デイというバンド名になっていますが、実はUKのトム・グリーンのソロ・ プロジェクトなのだそうです。トム・グリーンという人は、ジョン・ケイジ等の現代音楽に影響を受けていて、ブライアン・イーノにも似てます。

 ところで、私は休日の昼間にビールを飲むことがあるのです。昼飯にサッポロ一番塩ラーメンとビールとか、サッポロ一番味噌ラーメンとビールとか、サッポロ一番醤油ラーメンとビールとか。ってサッポロ一番ばっかりかい!いや、やっぱり飽きの来ないのはサッポロ一番とカップヌードルですよねぇ。それはさておき、昼間から酒飲んで、昼寝して、という自堕落極まる生活を送ることで休日を満喫しようという、ささやかな楽しみでもあり、自分は立派な人間なんかじゃないんだ、と言い聞かせんがための行為でもあるわけですが、そんな酔っ払いの私を心地よい眠りに誘ってくれるアルバムです。



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