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ダイキチ☆デラックス〜音楽,本,映画のオススメ・レビュー

赤坂レアグルーヴ Vol.1

[監修・選曲]コモエスタ八重樫  2004年発売

怪しいキャバレーに行こう

 好き者の間で話題になった『琉球レアグルーヴ』に続き、東京パノラママンボボーイズのコモエスタ八重樫が選曲、監修したレア音源発掘企画第2弾。東京キューバン・ボーイズ、ジミー竹内、山本邦山など、赤坂の音楽出版社(株)日音(管理楽曲数邦楽4万曲、洋楽100万曲!)に眠る60年〜70年録音のジャパニーズジャジーモンド、サブカルチャーのキワモノとも言える貴重な録音が、高音質で生まれ変わりました。

 ソウル、ジャズ、ボッサにラテン、'60年代な赤坂の夜がレア音源と共に甦る!……と言われても、土地鑑ゼロのうえ夜の早い私には、いまいちピンと来ないんですが、日活アクション映画に出てくる怪しげなキャバレーとか、温泉街のストリップ小屋(なんとかミュージックって奴ね)とか、まぁ、そんなような感じかなぁと期待して購入。

 て言うか、正直ジャケ買いです。こんなデザイン見せられたら、そりゃ食指が動こうってもんでしょ。しかも、これ、私が毎月必ず図書館で読む(決して買わない)『スイング・ジャーナル』に広告が出てたんです。あの、「ジャズでも聞いてみようかな」なんて気持ちで読んでみてもサッパリ理解できず、一体誰に向けて発行されているのかよく分からないジャズ専門誌にですよ。そりゃ広告ですから大抵のものは載せるでしょうけれど、それにしても、あの雑誌に、このジャケット写真は衝撃的でしたねぇ。

 で、聞いてみたら、期待していたほどには「夜」な感じはしなかったです。同じコモエスタ八重樫の『マンボ天国』(東京パノラママンボボーイズ)の方が、ずっとコテコテで、怪しげなグルーヴに満ち溢れています。でも、その分、聞きやすさが増してるとも言えるわけで、「ダンス天国」、「ソウルフル・ストラット」、「タイトン・アップ」、「サニー」と畳み込まれた日にゃあ、思わず腰を振ってしまいます。

 しかし、ライナーの手抜き加減はいただけません。その曲が収録されたオリジナルアルバムの写真を載せているだけで、演奏者や曲の紹介が何もないというのは、あまりに不親切。横内章次とボサ・ノヴァ・セヴンとか石川晶とボサ・ロック’68なんて、それっぽい人たち、アフロ・キャバイエロスという強烈な名前のグループ、エディ・プロコフスキーとザ・ラークって何人?と興味津々なのに。ここは、もう少し気を遣ってほしかったところです。また、「vol.1」と銘打っておきながら、続編が出ないのも不満ですね。



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