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ダイキチ☆デラックス~音楽,本,映画のオススメ・レビュー

MAGIC CAPSULE

GODIEGO  1979年

途中でタケカワユキヒデが客を叱っています

 私はこのアルバムをリアルタイムで聞いています。当時、私は10歳。LP(当然CDなんてものはないですよ)が家にあった記憶がないし、カセットテープで聞いてたような覚えがあるから、誰かにカセットテープに録音してもらったか、はじめからカセットテープで買ったかのどちらかだと思います。10歳でゴダイゴ、しかもライブアルバムというのは相当いいセンスだと自画自賛。英語で書くと「いく!死ぬ!いく!」というアダルトな名前のバンドなんか聞いてたんですから。

 ちなみに、名前の由来は後醍醐天皇で、リーダーのミッキー吉野の苗字からの連想ゲームで、吉野→吉野朝廷→後醍醐天皇となり、子供のころから好きだったかららしいです。英語表記については、ベースのスティーヴ・フォックスが、「GODAIGO」のDAIをDIEにした方がいいと言ったらしい。「生きて、死んで、また生きる」、つまり不死鳥、復権した後醍醐天皇、七転び八起き、あるいは輪廻転生を思わせることから来ている。また、「GOD」「I」「EGO」と分けて「神のエゴ」すなわち「真実」という意味も付けているようです。

 学校で、このアルバムを聞いてたのは、私の知る限りメガネ屋の娘、東條さんだけだったはずだ。でも、当時の小学生は今の小学生よりたくさん音楽を聞いてたと思います。歌謡曲、ニューミュージック、ポップス、ロックが入り乱れ、音楽番組も最も盛んだった時代と言っていいでしょう。当時聞いてたので良く覚えてるのはキャンディーズの解散コンサート、これが1978年。寺尾聡の『リフレクションズ』アリスの解散コンサート、両方とも1981年だ。すごい時代だね、どうも。それをみんなLPだかカセットだかで聞いてた私も私だが。当時は『ザ・ベストテン』をカセットに録音して(接続コードなんてなかったからマイクをテレビに近づけて録音してた。そういうときに限って、おかんが後ろで喋りおるねん)、一週間聞き倒したりしてたもんなぁ。そんな時代に子どもでいられたのは実に幸せだったと思う今日この頃。

 さて、このアルバムは、ゴダイゴのファースト・ライブ・アルバムで、群馬県民会館、大宮市民会館、東京晴海貿易センターのライヴを元に編集したものです。「モンキーマジック」も「ガンダーラ」も「銀河鉄道999」も聞けます。売れてましたからねぇ。英語の歌詞が子供心にもかっこよく聞こえてねぇ。なにしろベスト盤を日本語版英語版で出せるのなんて、このグループくらいですよ。そういや「ポートピア」なんて曲もあったな。あれは黒歴史か。まぁ、とにかく極上のロック・ポップス(て言葉があるかどうかは知らないけれど……ゴダイゴ自体は日本のプログレの草分けとか言われてますけど)です。ちなみに私は「Where'll We Go From Now(はるかな旅へ)」って曲がフェイバリットです。


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