tata remix
tata 1998年
タイ直輸入のアイドル歌謡
ちゃんとしたレコード屋で買いました。大きいですよ、タイのレコード屋。キレイやし、試聴コーナーもバッチリあるし、正直ビックリしましたね。まぁ、たまには、やたら埃っぽい夜店の屋台みたいなところもありましたけどね。日本のレコード屋と大きく違うのは、カセットテープの多さです。とにかく、ものすごい数です。て言うか、今、日本のレコード屋で、カセットを置いている店って、あるのかしら。そもそも、ソフトをカセットで出しているのって、演歌ぐらいじゃないですか（MDソフトは、ものの見事に消滅しましたね）。恐らく、あっちの人たちはCDよりもカセットの方を多く買うんでしょう。CDは、こっちと大して変わらない値段だけど、カセットなら1本200円程度。そりゃ、こっち買うわな。「郷に入れば郷に従え」という言葉を愛し、現地の文化を尊重する私としては、当然カセットで購入したのである。決して金をケチったとか、そういうことではないことを、ここに強く主張するものである。
さて、このtataはタイのトップアイドル（らしい）。2004年には日本でもデビューしたとのことです。トップアイドルじゃなきゃ、リミックス集なんて、シャレたもん発売できませんわね、普通。まぁ、そんなこととは露知らず、ソフトがたくさんあったので買ったのですが、なんでも、タイでは記録的なヒットを飛ばした歌手で、現在のタイ芸能界のアイドルの原型と言われている人らしいです。ちなみに「タタ」と読むらしい（そのまんまやんけ）。「ターター」でも、いいらしい。日本でも紹介されていて（HPを検索すると複数ヒットする）、「タタヤン」と表記したものがあるけれど、あれはパーやん、おてもやん、マダムヤンとかいう呼び方とは無関係のようです（後に調べたところによると、「ヤン」は苗字らしい。ってことは、マダムヤンと同じか）。
肝心の音楽ですが、良質のポップスで、リミックス集であるという点を差し引いても、アイドル丸出しというより、ちょいとアーティスト系寄りの曲風だと感じました。だからといって、決して難しいことをやっているわけではなく、ものすごく聞きやすいので、ドライブのお供にいいでしょう。当時、職場のバイトの女の子にも買ってきてあげたけど、感想を聞くのは忘れたな（カセットだ、という点には、えらく喜んでもらえたけれど）。メジャーな人なので日本のレコード屋でも見つけられるかもしれない。確かネット販売もしていたはずですので、是非、お試しください。