ダイキチ☆デラックス~音楽,本,映画のオススメ・レビュー

ダイキチデラックス

フレディ・マッコイ FREDDIE McCOY


 『スパイダーマン』(1966年録音)です。この絵、右足のところ変じゃないか?まぁ、それはともかくヒップでポップなジャケットですな。スパイダーマンというとどうしても♪ビルの谷間の暗闇に~♪になるんですけどね。ハリウッドでバカみたいな予算かけてCGてんこ盛りで作られたのより、我が国の誇る東映作品の方が素晴らしいアクションだと思うんですが。さて、このアルバム、スパイダーマンのサントラってわけではありません。一応「スパイダーマン」ってタイトルの曲は入っていますが、あの曲(実写版でも使われたアニメ版のテーマ曲)じゃないし。「イパネマの娘」なんかも演奏しちゃって、ジャケットみたいに弾けた内容ではありません。ピアノ・トリオをバックに演奏だから、そんなに弾けられなかったのか、これはこれで美しくていいんですが、じゃあ、どうしてスパイダーマンなのかがよく分からない。単にファンだったのかな?まぁ、アメコミ・ヒーローのジャケットといえばジョニー・ハモンド・スミスの『ザ・スティンガー』なんてのもありますから、大して珍しいわけではないのかもしれませんね。


 で、そのジョニー・ハモンド・スミスと共演したのが『オパス・デ・ファンク』(1961年録音)です。こっちの方が弾けています。そりゃ、オルガン、ギターとの共演の方が燃えますよね。やっぱりヴァイブとオルガンは相性がいいですねぇ。『スパイダーマン』は30分ほどですが、『オパス・デ・ファンク』は70分を超えています。たっぷりコッテリです。やっぱり天下一品に行ったらこってり頼まんと嘘やで、と思う方はこちらをどうぞ。どうでもいいけれど、ピアニストのマッコイ・タイナーって人いますね。『フライ・ウィズ・ザ・ウインド』ってアルバムが実にいいんですけれど、マッコイというのは姓、名どちらにでも使える言葉なんですかね。てことはマッコイ・マッコイさんって人もいるかも知れないわけですね。居酒屋「いっぱいいっぱい」みたいですね。生ビール181円って発泡酒やろ、お前!って店ですね。本当にドーデモいい話でしたね。失礼。



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