ダイキチ☆デラックス~音楽,本,映画のオススメ・レビュー

ダイキチデラックス

大吉GUYが選ぶ初心者用ベスト3!


 ヴァイブのアルバムは迫害されておりますからして、発売されたと思ったら、すぐ品切れ、廃盤の憂き目にあうことが多いのであります。したがいまして、お薦めしているのに入手できないということも多々ございます。
 ここでは、初心者の方でも楽しめるポピュラーかつ楽しい内容であるとともに、比較的入手しやすいアルバムを3枚挙げております。また、様々なスタイルが味わえるように傾向の違うものを選んでみました。皆様には、これでヴァイブの味を覚えていただき、よりディープな世界へ進んでいただきたいと思います。


 さて先頭を飾る1枚です。一押しに掲げるのは、やっぱりヴァイブの帝王ミルト・ジャクソンの大傑作『オパス・デ・ジャズ』(1955年録音)でございます。ジャズのガイド本でもヴァイブのコーナーにはこれしか紹介していないものがあるほど、ヴァイブのアルバムを代表する作品でもあります。これなら持っていても「あいつヴァイブのオタクや」なんて後ろ指さされることはありません。また、これからヴァイブを聞こうという人なら、これを持っていないことにはお話になりません。ヴァイブファンだけでなく全ジャズファン必携の大名盤です。フルートとの相性のよさも味わってください。


 

 続いては、ビリー・ウッテンの『ライブ』(1972年録音)。これは、どえらい名盤です。なんでも中古市場ではウン十万円の値がついていたというほどの幻の名盤なのであります。ライヴ盤ということもあって、熱気はとどまるところを知りません。それにしてもオルガンとの相性の良さ!私はヴァイブと最も相性の良い楽器はオルガン(しかもコテコテの演奏)だと確信しております。悶絶必至、鼻血ブーの必聴盤です。待望のCD化ですから、是非入手しておきましょう。


 いまだに読み方がはっきりしない人、ジョニー・リトル。またはライトル。さもなきゃライティル。ここに挙げたのは『The Loop/New and Groovy』(1966年録音)ですが、この人のアルバムなら何を聞いても、まずハズレはないと思います。オルガンとの競演が多い人なのですが、この二つの楽器、相性がトテモ良いのです。実にこくがあり、おまけにノリノリです。ほどよくラテン風味、バツグンに楽しいアーティストなのです。


 以上3枚、それぞれに個性的なアルバムです。まずはここを足がかりにして、ステキなヴァイブ・ライフを送りましょう!



copyright©Daikichi_guy 1999-2020  all rights reserved.