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ダイキチ☆デラックス〜音楽,本,映画のオススメ・レビュー

レム・ウィンチェスター LEM WINCHESTER


 この人はマイナーってわけじゃありません。そもそもヴァイブ奏者って言うと、ミルト・ジャクソンが有名過ぎて、ミルトとその他、みたいな扱いになっているのが実情です。もともと絶対数が少ないですし,5人名前を挙げられたら良い方ではないでしょうか。というわけで、この人は「その他」の中でも有名な方。「悲劇のヴァイブ奏者」「幻のヴァイブ奏者」などと呼ばれているんですが、その理由がロシアン・ルーレットで死んじゃった(享年33歳)から、というんじゃ、ただの豪快な間抜けではないのか。しかしなぁ、ロシアン・ルーレットなんて映画の中だけに出てくるものだと思っていましたが,ホントにやるのね。実際にやろうなんて、どんな構造した脳みそなら思いつくのかね。というわけなので、良い子の皆は絶対真似しちゃダメだぞ。


 さて、そんなレムちゃんの最高傑作はラムゼイ・ルイス・トリオと組んだアルバム『レム・ウィンチェスター・アンド・ラムゼイ・ルイス・トリオ』(1958年録音)。クリフォード・ブラウン(トランペット奏者でジャズ界じゃ超有名な人)に捧ぐということで吹きこまれたもの。そのクリフォード・ブラウンが作曲した「ジョイ・スプリング」も演奏されているんですが、数ある演奏の中でも、このアルバムでの演奏がベストだね!
 しかし、人気のない岩場で、トランペット(クリフォード・ブラウンを象徴してるんでしょうな)を下に置いて、4人で回りをとり囲んでいるというジャケット写真は、「捧ぐ」なんて雰囲気じゃなくて、これからいじめを開始しようという雰囲気に満ち満ちているような気がするのは私だけかしら。「おら、さっさとやきそばパン買うてこいや」「俺はメロンパンや言うてるやんけ!」「パン買うんやったらコーヒー一緒に買うてくるくらい気が利かんのか、ボケ!」……なんか、そんなイメージ醸し出しているんですけど。皆ニヤニヤ笑っているし。


 次は管入りのアルバムを続けて2枚御紹介いたしましょう。まずは、ベニー・ゴルソンのテナー入りでお送りしちゃう『Winchester Special』(1959年録音)。続きましては、オリバー・ネルソンをフィーチュアして、アルト、テナー入りでノリの良い演奏を聞かせてくれる『Lem's Beat』(1960年録音)。大人数(って言うほどでもないけど)での演奏が古臭い雰囲気を醸し出していてグーです。


 う〜ん、管入りも良いけど、ヴァイブをたっぷり味わいたいわなんていう,書いていてスケベな感じもしてきましたが,グルメな貴女にはカルテット編成の『With Feeling』(1960年録音)なんていかがでございましょう、マダ〜ム?ってな感じでしょうか。


 まぁ、どれもこれもそこそこって感じですが、一番有名なのは『Another Opus』(1960年録音)でしょうねぇ、やっぱり。あのミルト・ジャクソンの名盤『オパス・デ・ジャズ』に対抗して、同一編成で吹きこんだもんです。それがまぁ、ここまでパクるか?ってなパクりぶり。わざわざオリジナル・メンバーのフランク・ウェス(フルート)、ハンク・ジョーンズ(ピアノ)、エディ・ジョーンズ(ベース)を起用している(違うのはドラムスだけ)あたり、その徹底ぶりがうかがえます。うむ、倉木麻衣的発想は大昔からあったんですねぇ。しかし、パクったから、という一点のみをもって責めるのは大間違いですな。宇多田と倉木、どっちが可愛いといったら、当然倉木でしょう、そりゃあ。争う余地はないですな。AVには早速「倉本」麻衣ってのが出たけれど、宇多田そっくりさんは出ないでしょ。それは大してそそられないからなのである。歌だって、どちらの方が特別うまいというわけでもない。倉木は作曲しない(できない)けれど、だからといって価値が下がるわけではない。むしろ後発の倉木の方が大衆性に富んでいると言えましょう。どっちの親父が変か、という点についても倉木に軍配が上がっちゃうのである。あ、倉木の話をするコーナーじゃなかったですね。



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