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ダイキチ☆デラックス〜音楽,本,映画のオススメ・レビュー

ヴィクター・フェルドマン VICTOR FELDMAN


 「SONAR」って曲があるんですよ。なんでも、1954年のケニー・クラークのセッション用にクラークとジェラルド・ウィギンズ(ピアニスト)という人が合作した曲らしいのですが、あの美しくも辛気臭いプレスティッジの『レイ・ブライアント・トリオ』の最後に入っている曲です。この曲が好きでねぇ。『レイ・ブライアント・トリオ』と言えば、「ゴールデン・イアリングス」「エンジェル・アイズ」を誉めるのが当たり前、みたいに言われていますけれどね、断然「ソーナー」の方が良いですよ。でも、この曲を演奏しているアルバムって他に知らなくてね。そしたら、この『SUITE SIXTEEN』(1955年録音)で演奏しているじゃないですか。いやぁ嬉しいねぇ。ヴィクター・フェルドマンのアルバムにしちゃ珍しくビッグバンドでにぎやかな演奏です。それにしても、ジャケットのネェちゃん、白樺に抱きついたりなんかしていますが、ベルトのバックルは何事でしょうか。光る!まわる!変身ベルトまではいかなくても、最近の戦隊シリーズのベルトよりは明らかに派手。俯いたら腹に刺さるぞ。


 さて、ヴィクター・フェルドマンです。この人はピアノも弾く人で、エディ・コスタみたいな人ですね。この『Merry Olde Soul』(1960、1961年録音)もジャケットに思い切り「PIANO AND VIBES」って書いてあるでしょ。なんかロバート・デ・ニーロみたいな顔して映っていますけれど。


 ジャケットといえば、またまた出ましたモード・レーベル『VIC FELDMAN ON VIBES』(1957年録音)。 この外国の風刺マンガみたいなタッチ。なんだか夕方にNHK教育で人知れず放送していそうな感じですね。画面が小さいので、よく分からないかも知れませんが、なんとも言えない人の悪そうな顔をしています。こういうシリーズの他に、リッチー・カミューカのアルバムみたいな恐ろしげな油彩画シリーズ、これがまた購買意欲を減退させようとしているとしか思えない代物で、どういうつもりで使っているのか。ひょっとして油絵が趣味って偉いさんがいて、ジャケットに使わざるを得なかったとか?あと、それに似ているけれど、色がもうちょっと淡くて、道端で絵を売る外人の作品みたいな『エディ・コスタ・クインテット』みたいなシリーズもあって、モードのジャケット・デザインは侮れません。


 ふざけたジャケットの『The Arrival of Victor Feldman』(1958年録音)が多分一番有名なアルバム。ベースでスコット・ラファロが入っているからかな?まぁ、それはさておき、私は楽器をやらない(て言うか出来ない)のでよく分からないのですが、ヴァイブとピアノというのは二足のわらじでいけるものなのでしょうか。テナー・サックスとソプラノ・サックスのどちらもやるというのなら、なんとなく分かる気もするのですが、かたやマレット(バチ)で弾くヴァイブ、かたや指で弾くピアノというのは、全然違うものだと思うんですけどねぇ。



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