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ダイキチ☆デラックス〜音楽,本,映画のオススメ・レビュー

ライオネル・ハンプトン LIONEL HAMPTON


 こいつは問題やで。こんなページ作っといて言うのもなんやけど、問題やで。ちょっと、このページで正義の鉄槌を下してやるから覚悟せぇよ。こいつはね、ジャズ・ヴァイブのルーツかなんか知らんけど詐欺師ですわ。そもそもヴァイブの大名盤、聖典とされる『スターダスト』(1947年録音)からして偽物つかまされたみたいな気分ですわ。まぁ録音技術が良くなくて、やたらキンキン聞こえるのは我慢しよう。それをやいやい言うほど野暮じゃないですよ、私だって。でもね、でもね、収録されている4曲のうち、1曲にしかヴァイブが参加していないっちゅうのは、どういう了見やねん!そんなもんヴァイブのアルバムと言えるのか!そりゃまぁ、こういう売り方しているレコード会社が悪いのか知らんけど、そんなレコードに堂々と名前出すな!しばくど、ボケ!


 ……というわけで、身も心も傷ついて焼け跡をさすらう純粋なボクちゃんは、大好きな曲名がタイトルに冠されたアルバム『エアメイル・スペシャル』(1953、54年録音)も買ってあげたけれど、またまた参加してない曲があるやないか!(「イッツ・オンリー・ア・イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン」をヴァイブで聞きたかったのに……)俺に何の恨みがあるんや!俺が一体何したって言うんや!強ければそれでええんか!力さえあればええんか!ほんまに、このおっさんには騙されてばっかりじゃ!


 そんなに怒ってばかりいてもいけませんので、建設的な話をしましょうね。これです、『フライング・ホーム』(1969年録音)。タイトル曲はもちろん、「スターダスト」も「ヘイ!バ・バ・リ・バップ」も入っていて、「蜜の味」、「マイ・ウェイ」、「イエスタディ」まで収録のお徳用。ライブ盤ですが、録音も綺麗で聞きやすく、これなら万人にお薦めできるってもんですよ。あぁ、助かった。