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ダイキチ☆デラックス〜音楽,本,映画のオススメ・レビュー

ブレーノ・サウエル BRENO SAUER


 ブレーノ・サウレルって書かれることもあるので要注意。て言うか、同じCDで、帯ではサウレル、ライナーではサウエルって、どうかと思うぞ。というようなことはさておき、この人はブラジルのヴィブラフォン・プレイヤーなのである。ブラジルといえばサンバだのボサノバだのと気持ちよい音楽目白押しのお国柄ですが、ヴァイブのプレイヤーは珍しいらしい。ボサノバにヴァイブって、想像しただけで天にも昇る心地良さの組み合わせだと思うんですけどねぇ。どのくらい心地良いかって、大野雄二の「ルパン三世のテーマ」のヴァイブをフィーチュアした’80ヴァージョンの素晴らしさを思い出せば分かるでしょう?あの曲をBGMにした『ルパン三世 カリオストロの城』のカーチェイス場面は気持ちよかったですよねぇ。


 というわけで、そんな心地良い組み合わせがこの世に少ないというのは、まことにもって勿体無い話なのではありますが、この『4 NO SUCESSO』(1966年録音)は、幻の心地良さを提供してくれる、極めて貴重な快感爆裂作品なのであります。収録曲もビートルズの「MICHELLE」、「YESTERDAY」から、「STRANGER IN THE NIGHT」等の有名ポップスのカバーがバンバン入っていて、聞きやすいことこの上なし。ええい、コマーシャルと言わば言え、この気持ちよさを素直に味わえない奴は不幸だ。「MJQもいいんだけど、ちょっとおとなしすぎるからなぁ」と不満をお持ちのあなた!迷うことなく、このアルバムに飛びつきなさい。


 さて、もう1枚は、『4 NO SUCESSO』の前作に当たる『4 NA BOSSA』(1965年録音)。ブラジル音楽好きのマストアイテム、『ムジカ・ロコムンド2〜ブラジリアン・ミュージックディスク・ガイド』にも紹介されているというスグレモノ。こっちにはヘンリー・マンシーニの曲が入っていたり、コーラスが入っていたりと、なかなかいいんですけれど、キャッチーという点で少々分が悪いですな。もっとも、ジャズファンはキャッチーなモノをコマーシャルだなんだって嫌いますから、こっちの方がジャズファン受けは良いのかもしれない。と言っても、別に難解だとか暗いとか通好みとかってわけじゃありませんから御安心を。



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