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ダイキチ☆デラックス~音楽,本,映画のオススメ・レビュー

ラーシュ・エルストランド LARS ERSTRAND


 ジャズ、というと大抵の人はモダン・ジャズのことを指すようなのですが、忘れちゃいけないスイング・ジャズ。普通はグレン・ミラーあたりから入っていくものでしょ?いきなりマイルス・デイビスから聞き始めましたなんていう奴は、ちょっとひねくれた少年ですね。世を拗ねていますね。そのくせ相手してほしいみたいな,要するに自分が主役じゃなきゃいやぁぁぁっ!みたいな感じですかね。でも主役!っていう主役じゃなくて、言わばコンドルのジョーとかアオレンジャー的なポジションで実質主役!みたいなんがええねん、という、そんな感じですか。団塊の世代と呼ばれる史上最低最悪の年寄りどもに多く見られる傾向ですね。ええ歳こいて、ロン毛、ひげ、ジーパンはやめろと言いたいね。まぁ集団で機動隊に向かって敷石投げとったようなクソ連中はともかくとしてですね、今の時代、素直にいかなきゃいけません。というわけでスイングのアルバムです。BOB WILBER and the American All Stars featuring LARS ERSTRAND『In the Mood for Swing』(1979年録音)。ラーシュ・エルストランドはスウェーデン出身のヴァイブ奏者だそうです。「50年代から活動してきたスウェーデン・スイング・ジャズ界の重鎮=ヴィブラフォンのベテラン名手」だそうです。その割には聞いたことのない名前なんですけれど。いやぁ、この古臭い雰囲気がたまりませんね。やっぱりスイングは偉大です。心和みます。


 もう1枚御紹介しておきましょう、『Dream Dancing』(1991年録音)。カルテットで心地よく鳴らしていますよ。まぁ、なんと言いましょうか、キャッチーな要素はゼロ、地味と言えば地味、ジャケットのセンスもこれまたイマイチ(少なくとも1991年のセンスではない)ということで、あんまり食指が動かないかも知れませんが、静かで優雅な、典雅な演奏が楽しめます。そういう意味ではMJQのテイストに極めて近い(ホントか?)。ある意味、ヴァイブのアルバムって、こういうものよね、と再確認できる逸品です。


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